平成24(2012)年7月国際教養大学理事長・学長の中嶋嶺雄先生を名誉会長、同大学副学長のマーク ウィリアムズ先生を副名誉会長として、秋田県俳句懇話会、俳人協会秋田県支部、秋田県現代俳句協会など、秋田県の俳壇の重鎮の皆様を顧問や相談役にお願いして「秋田県国際俳句協会」を設立いたしました。
年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のE-パンフレットによる発刊にあたり、秋田県国際俳句協会会長和田仁氏から巻頭言を賜りました。
秋田県国際俳句協会設立の経緯について
会長 和田 仁
このたび、多くの方々に励まされ、「秋田県国際俳句協会」を県単位としては全国に魁けて設立することが出来ました。心から御礼申し上げます。
さて、当協会の門出は、
一、有馬朗人先生を会長とする「国際俳句交流協会」と秋田県俳壇との親密な交流
二、佐竹敬久県知事はじめ秋田の「官」の支援
三、中嶋嶺雄国際教養大学理事長・学長はじめ秋田の「学」の支援
四、経済界はじめ国際交流に心血を注いでいる「民」の支援
五、国際俳句の世界で高い評価を得ている「秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク」の実績 など
既に強固な基盤があり、自然発生的な安産とも言えるかも知れません。それだけに今後の活動内容が厳しく問われることになります。
当協会の設立目的に「秋田県俳壇の振興と国境や言語の壁を越えて俳句文芸の普及交流に寄与する」と記されております。
幸い、俳壇を背負っておられます先生達はじめ多くの方々の賛同を得られ、今後も御協力を頂ける運びとなりました。深く感謝を申し上げます。
ところで、俳句は世界一短い詩形と言われております。しかし、その呟きにも似た片言性ゆえに大宇宙さえ捕らえることが出来るのです。この含蓄のある神秘的な詩形は世界に普及する魅力を充分持ち合わせているのです。
献四句
*交響曲新世界より花便り
*夏蝶に戦の匂ひ火の匂ひ
*流星やゼロに近づく数へ方
*韃靼の海へと帰る尾白鷲
次に、当協会の「規約」を紹介します。
秋田県国際俳句協会規約
第一条 本会は、秋田県国際俳句協会と称する。
第二条 本会は、秋田県俳壇の振興と国境や言語の壁を越えて俳句文芸の普及交流に寄与することを目的とする。
第三条 本会は次の事業を行う。
(1) 研修会、講習会の開催。
(2) 県内外および国内外へ情報発信と講師派遣。
(3) 作品と論文発表および業績の顕彰。
(4) 機関誌の発行。
(5) その他、目的達成のための事業。
第四条 本会に次の役員を置く。
会長 一名
幹事長 一名
幹事 若干名
監事 一名
事務局長 一名
会計 一名
二、役員職は役員会に置いて選任し、任期は二年とする。
第五条 本会の会費は、年二千円とする。
第六条 本会の会計年度は、毎年4月1日から3月31日までとする。
第七条 本規約は、役員会に諮り役員の過半数をもって柔軟かつ発展的に変更
することを妨げない。
第八条 役員会の決議により名誉会長、名誉副会長や顧問職、相談役を設けることが出来る。
附則 本規約は平成24年7月1日から施行する。
2,現役員の任期は、平成26年3月31日までとする。
次に、当協会の役員を紹介します。
秋田県国際俳句協会役員
名誉 会長 中嶋 嶺雄
国際教養大学理事長・学長
秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク顧問
名誉副会長 マーク ウィリアムズ
国際教養大学副学長
顧 問 川村三千夫
秋田県俳句懇話会会長
顧 問 武藤 鉦二
秋田県現代俳句協会会長
顧 問 勝又美智雄
国際教養大学教授(図書館長)
秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク理事
顧 問 アレクサンダー ドーリン
国際教養大学教授
秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク理事
顧 問 伊藤 沐雨
「天為」秋田支部長
顧 問 伊藤 青砂
秋田県俳句懇話会顧問
顧 問 舘岡 誠二
秋田県現代俳句協会顧問
顧 問 岡部いさむ
秋田市俳句人連盟会長
顧 問 石田 冲秋
「俳星」主幹
秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク理事
顧 問 岩谷 塵外
秋田県俳句懇話会事務局長
相 談 役 手島 邦夫
秋田工業高等専門学校教授
秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク理事
相 談 役 工藤 一紘
露月研究会会長
秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク理事
相 談 役 安田 龍泉
「寒鮒」主宰
相 談 役 山崎 雅葉
横手かまくら吟社代表
相 談 役 伊藤 虹洋
秋田県俳句懇話会副会長
相 談 役 宮本 秀峰
秋田県現代俳句協会副会長
(順不同)
執行 委員
会 長 和田 仁
「天為」「合歓」国際俳句交流協会
幹事長 蛭田秀法
「天為」国際俳句交流協会
秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク事務局長
監 事 津谷 聡
秋田県法律事務所事務員会会長
音楽家
執行スタッフ
相場いぶき
秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク理事
桝田 純子
秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク理事
土井 育子
秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク理事
最後になりますが、より良い俳句協会に発展するように皆様からの御指導御助言を賜りたいと存じます。
また、皆様から御参加いただき、御協力を賜りますようにお願い申し上げます。
お問い合わせ先:メールにてお願いいたします。
蛭田 秀法
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―蛭田 秀法(Hidenori Hiruta)