第2回日露俳句コンテスト : 応募要項(日本語版)

   平成24年5月日露俳句コンテストが秋田県とロシア沿海地方の文化交流事業の一環として開催されました。コンテストには秋田やウラジオストク両市に住む俳人や愛好者も参加し、秋田市・ウラジオストク市姉妹都市締結20周年記念に花を添えました。 また、石井露月生誕140年記念として「露月山人国際賞」を設け、日露両国の俳人や俳句を愛する市民と学生の関心を呼びました。  平成25年度においても、コンテスト継続への要望と皆様からのご支援に応えて「第2回日露俳句コンテスト」を開催いたします。 皆様からのご投句を期待しております。        ****************      第2回日露俳句コンテスト  (応募要項)   平成25年4月吉日   秋田県国際俳句協会   はじめに    昨年5月、秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワークは日露文化交流の一環として第1回日露俳句コンテストを開催しました。秋田県とロシア沿海地方の文化交流を促進し、秋田市とウラジオストク市の姉妹都市締結20周年を記念しながら、両国を結ぶ「海(Umi)」(日本海)をテーマとする俳句を募集し、相互の俳句を分かち合う機会として開催しました。 コンテストが俳句を詠み、朗詠する楽しみを伝えるだけでなく、日露両国民の相互理解を深め、日露両国についての相互の見解の交換を促進するための機会となるように期待しました。 同時に秋田県とロシア沿海地方の文化交流の促進と拡大を図り、秋田市とウラジオストク市の姉妹都市関係の強化と深化を図るために役立つものと期待しました。 コンテストには日露両国の学生や俳句愛好者から428句が寄せられました。特に、ロシアからはほぼ全土に渡って応募があり、学生と一般市民から58句の応募がありました。ウラジオストク、サハリン州、モスクワ、モスクワ州、サンクトペルブルク、マガダン、ビロビジャン、ノヴォシビルスク、ウファ、ブラゴヴェシチェンスク、スヴェルドロフスク、ペルミ、カルーガ、クラスノダール、チフヴィン、チュヴァシ共和国、タタールスタン共和国などに居住する学生や俳句愛好者からの応募でした。  コンテストは大成功に終わり、コメントも寄せられました。毎年継続して欲しいという要望や、日露両国以外の俳句愛好者にも参加する機会を与えて欲しいという要望がありました。 以上の結果を踏まえて、下記の要項のように秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワークと共に第2回日露俳句コンテストを開催し、俳句の応募には日本語部門、ロシア語部門、そして英語部門を設けることにいたしました。皆様のご応募を期待しております。   名称:第2回日露俳句コンテスト   主催:秋田県国際俳句協会   共催:秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク   協賛:(財)JAL財団   後援 :ウラジオストク日本センター、NPO 日ロ交流協会、日本・ウラジオストク協会、国際俳句交流協会、鹿児島国際大学、朝日新聞社、河北新報社、秋田県、国際教養大学、秋田県教育委員会、(社) 秋田県芸術文化協会、(財)秋田県国際交流協会、秋田英語英文学会、秋田魁新報社、共同通信社秋田支局、読売新聞秋田支局、毎日新聞秋田支局、産経新聞社秋田支局、NHK秋田放送局、ABS秋田放送、AKT秋田テレビ、AAB秋田朝日放送、CNA秋田ケーブルテレビ、エフエム秋田、秋田市、秋田市教育委員会、天為秋田支部、秋田ロシア語友の会、秋田ウラジオ会、ロシア沿海地方行政府、極東連邦大学、ウラジオストク市、ウラジオストク日本センター付属日本文化同好会、共同通信社ウラジオストク支局、与謝野晶子記念文学会    応募資格:国籍、年齢は問いません。   形式と投句数:雑詠1句(未発表句)   使用言語:日本語、ロシア語、英語のいずれかを選択する。   応募方法:   ①    日本語による応募者は以下の応募用紙をダウンロードして記入の上、電子メールにてshhiruta@nifty.comまで送付願います。 応募用紙 日本語 (бланк заявки на японском языке) ただし、郵送やFAXでの送付も可能です。 … Continue reading 第2回日露俳句コンテスト : 応募要項(日本語版)

『詩の国秋田』 第4号 日露俳句コンテスト 結果(2)

  年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、10月4日、5日の両日「日露俳句コンテスト」の結果を掲載します。 今回は「ウラジオストク日本センター賞」と「選者賞」の授賞句を発表します。  「ウラジオストク日本センター賞」は日本からの応募者の優秀句10句に贈呈されました。 副賞として帆船ナジェダ号のメダルが1890年にウラジオストク市に建学された海洋国立大学から贈呈されました。 「ナジェダ」はロシア語で「希望」という意味である。 ナジェダ号は「パンドラの箱に残った希望」の化身となってウラジオストク港を出帆、世界の各港に「希望」を届けます。         ウラジオストク日本センター賞   夏の海水面揺らめく月あまた   秋田県立能代北高等学校 大鐘智香子    Летнее море Дрожь по воде Множество Лун отражает   summer sea the water wavering a lot of moons     希望背に素足駆り出す夏の海   秋田工業高等専門学校 澤田石達也   С надеждой за спиной … Continue reading 『詩の国秋田』 第4号 日露俳句コンテスト 結果(2)

日露俳句コンテスト・日露俳句大会概要

  平成24年度日露俳句コンテストおよび日露俳句大会概要   1 日露俳句コンテスト   日  時  5月5日(土)~25日(金) 主  催  秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク 共  催  日航財団 後  援  秋田県 国際教養大学 秋田県教育委員会 秋田県芸術文化協会 秋田県国際交流協会 秋田市  秋田市教育委員会 秋田魁新報社 天為秋田支部 秋田ロシア語友の会 秋田ウラジオ会 国際俳句交流協会  ウラジオストク日本センター 極東連邦大学  与謝野晶子記念文学会 共同通信社ウラジオストク支局  テ ー マ  海(Umi) 応募資格  日本国内又はロシア国内に居住する日本国籍又はロシア国籍を有する方。年齢は問いません。 俳句形式  俳句は母語で書く。 表  彰  最優秀賞(露月山人国際賞)を応募作品から一句選出し、9月に予定されている日露俳句大会(秋田大会は9月22日、ウラジオストク大会は9月29日に開催)の場で表彰するとともに、副賞として、ロシアからの応募者の場合は詩の国秋田に招待、日本からの応募者の場合はAPECの開催地ウラジオストクに招待します。 また、日航財団賞、優秀賞(秋田県知事賞・秋田市長賞・秋田市教育委員会教育長賞)を応募作品からそれぞれ一句選出し、俳句文化の学習の奨励のために贈呈します。 各賞の受賞者には、日航財団から副賞として記念品(地球歳時記)が贈呈されます。   2 応募状況   応募数は日本から一般32句、学生74句、高校生264句、ロシアからは学生14句、一般44句、計428句であった。 日本側は学生や高校生の投句が多く、俳句を通じて日露の明るい未来をを築こうとする若い人たちの意欲が感じられた。 一方、ロシア側はウラジオストクだけでなく、モスクワ、サンクトペテルブルク、サハリンなど、ロシア全土からの応募があった。 俳句がロシア全土に広がり、楽しい文化交流が市民レベルで活発になることが期待される。   3 結果の発表   9月22日(土)秋田市で、9月29日(土)ウラジオストク市で日露俳句大会が開催されることになりました。 結果、各賞の受賞者の発表は表彰式をかねて当日発表されることになりました。 ただし、「露月山人国際賞」「日航財団賞」などの各受賞者には前もってお知らせいたします。  さらに、選考委員の方々から、それぞれ「高校生」「学生」「一般」の部門毎に、特選1句、入選10句を選出していただきました。 結果は、9月1日からシリーズで日本語、ロシア語、そして英語で当HPに掲載いたします。   4 日露俳句大会   趣旨 平成23年9月末、ウラジオストク市で俳句を通じた文化交流を行った。 東方学校で俳句レッスン、極東連邦大学で俳句ワークショップ、ウラジオストク日本センターでは俳句の講演を行った。交流は反響を呼び、俳句熱が一気に高まり、結果として、本年5月に日露俳句コンテストを開催。9月に秋田・ウラジオストクの両市で日露俳句大会を開催することになった。 本年は石井露月生誕140年に当たる年であることから、露月の偉業を記念すると共に、本大会を通じて秋田県とロシア沿海地方の文化交流を促進し、合わせて日本とロシアの友好親善を深めたいと考えている。 俳句大会が秋田、ウラジオストクの両市で開催されることにより、文化交流の基盤が確固としたものになると信じている。   (1)秋田大会 日 時  9月22日(土)午後1時30分~午後4時30分 会 場  ジョイナス 大研修室 (秋田市千秋明徳町2-52) 日 程  日露俳句コンテスト結果発表 表彰式 講評 記念講演 詩歌朗詠 ロシア民謡の紹介 吟行 俳句発表会 (2)ウラジオストク大会 日 時  9月29日(土)午後1時30分~午後4時 会 場  ウラジオストク日本センター … Continue reading 日露俳句コンテスト・日露俳句大会概要

日露俳句コンテスト (3) : ロシア語要項など

  平成24年4月14日、15日の両日に「日露俳句コンテスト」についての募集要項、趣旨、そして経緯について掲載いたしました。 本稿では、東方学校での俳句レッスンと「ロシア語による要項」について触れます。 ウラジオストク滞在中、東方学校を訪問。幼稚部と小学部で日本語を勉強している子供たちに俳句を紹介することができた。 この訪問は、ウラジオストク日本センターの日本文化同好会「一期一会」の会長ホルキナ・マリーナさんが東方学校で日本語を教えていることから実現した。          写真は東方学校で撮影。筆者とホルキナ・マリーナ先生、そして、ホルキナ・マリーナ先生と通訳のデャコブ・イリヤ君(極東連邦大学日本学部学生)   小学部の7~9歳の子供たちが対象の日本語の選択クラスで日航財団が編集した地球歳時記からロシアの子供たちが描いた絵と俳句を日本語とロシア語で数句紹介。生徒たちは日本語とロシア語の両方で俳句のコーラス・リーディングを楽しんだ。 また、秋田県の小学生が描いた俳画のコピーと国際教養大学の留学生が作った俳画ポストカードを生徒たちにプレゼントした。 最後に、生徒たちは日航財団が主催する世界こどもハイクコンテストに応募するために「お祭り」をお題として絵を描いたり、ハイクを書いたり、楽しい時間を過ごした。      「日露俳句コンテスト」が毎年開催され、東方学校で日本語を勉強している子供たちが将来コンテストに参加することを期待しているところである。 「日露俳句コンテスト」の要項は、ウラジオストク日本センター職員(文化担当)スマロコワ・オリガさんがロシア語に翻訳。 日本文化同好会のホームページやフェイスブックに掲載し、ロシア中に発信している。 下記のサイトでご参照下さい。 http://www.jp-club.ru/?p=2530   ***********************************   РУССКО-ЯПОНСКИЙ КОНКУРС ХАЙКУ 12 марта, 2012,    Дорогие друзья! Префектура Акита и город Акита - побратим Владивостока – приглашают вас принять участие в российско-японском конкурсе хайку с 5 по 25 мая 2012 … Continue reading 日露俳句コンテスト (3) : ロシア語要項など

日露俳句コンテスト (2): 趣旨と経緯

  平成24(2012)年4月14日、秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワークは「日露俳句コンテスト」の募集要項を発表。 本日は「趣旨と経緯」について触れます。   趣旨: 平成23(2011)年9月末、秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワークの企画により、ロシア沿海地方の州都ウラジオストク市で俳句を通じた文化交流が行われました。秋田県、国際教養大学、国際俳句交流協会、日航財団からの支援と、現地でのウラジオストク日本センターと極東連邦大学による全面的な協力のお陰で、画期的な文化交流となりました。 交流は反響を呼び、極東連邦大学で日本語と日本文学を専攻している学生や、ウラジオストク日本センターで日本語と日本文化を学んでいる市民の間に俳句に対する興味関心が起こり、俳句熱が一気に高まりました。 今般、当ネットワークでは、8世紀から10世紀における渤海との交易に思いを馳せながら、「海(Umi)」をテーマに日露俳句コンテストを開催します。秋田県とロシア沿海地方の包括的な交流の促進を図るとともに、日本とロシアの友好親善を深めたいと考えています。 さらに、本年は秋田市雄和に誕生した俳人石井露月の生誕140年に当たることから、露月の偉業を記念し、最優秀賞として「露月山人国際賞」を設け、受賞者を詩の国秋田、若しくはAPECの開催地ウラジオストクに招待することになりました。ロシアでは、俳号露月から「ロシアの月のような俳人」を連想する詩人もおります。 また、日航財団賞が協賛団体である日航財団から贈呈されます。他に、優秀賞として「奨励賞」を設け、俳句文化に関する学びが両国で広がり、相互理解と相互交流を促進するきっかけにしたいと考えています。 本コンテストに俳句を愛する人々が広く参加し、俳句を通じた市民レベルでの日露文化交流が一層活発になることを期待しております。   経緯:  平成23(2011)年9月25日、蛭田秀法(国際俳句交流協会会員)が秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク(理事長幸野稔)の文化事業の企画による「ウラジオストクでの俳句交流」を実施するために秋田を出発。10月2日帰国。奇しくも、歌人与謝野晶子がウラジオストク経由によるシベリア鉄道でパリに向かった旅の百年後の出来事であった。画期的な文化交流となり、本年5月に「日露俳句コンテスト」を開催することになった。    ウラジオストクでは、東方学校、極東連邦大学、そして日本センターで俳句のレッスン、ワークショップ、講演を実施。 本稿では、ウラジオストク日本センターでの文化活動について特筆します。  9月26日ウラジオストク日本センターを表敬訪問。 所長の大石莊平氏からロシアにおける日本研究の発展と日露間の相互理解の形成のために大きな役割を果たしてきた極東連邦大学東洋学大学についてお話を伺った。  明治32(1899)年、ロシア皇帝ニコライ二世の指示により東洋学院が創立。 東洋学及び東洋を研究する人材を育成する中心的教育機関としての地位を確立した。 大正9(1920)年、東洋学院は極東国立総合大学東洋学大学として改編され、教職員、卒業生は、ロシアの日本、韓国、中国などの極東諸国との経済ならびに文化面における協力の更なる発展や友好関係の強化に、著しく貢献してきた。 平成7(1995)年、極東国立総合大学を基盤として、ウラジオストク日本センターが開設され、日露関係の発展のために重要な役割を果たしている。  平成23(2011)年、ロシア沿海地方には「極東国立総合大学」を核に他3校を統合してロシア連邦直轄の「極東連邦大学」が発足した。 ロシア政府は「極東連邦大学」をロシア極東における学術研究、環太平洋地域学術・文化交流・産学交流の中心として育成しようとしており、又、ロシア科学アカデミーも「極東連邦大学」には深く関わって行くとのことである。 本年9月APECサミットがルースキー島で開催された後、「極東連邦大学」はAPECサミットの会場地に移転することになっている。  極東連邦大学東洋学大学で俳句についてのワークショップを行ったが、大学の前庭に仏像や歌人与謝野晶子の詩碑が建立されてあった。 平成19(2007)年には与謝野晶子記念文学会が結成された。会長の極東連邦大学准教授スレイメノヴァ・アイーダ氏にご案内いただき、詩碑の前で記念写真をとりました。           ウラジオストクにおける文化交流について簡単に触れます。 ウラジオストク日本センターでは、日本語講座が開かれ、日本文化同好会「一期一会」では、お茶会などを開催し、多くの市民が参加している。 10月1日、ウラジオストク日本センターの日本文化同好会で開催しているお茶会「一期一会」の会員を対象に「俳句と茶道」について講演。 講演の前にお茶会の作法に従ってお茶を点てていただいた。       お礼にお気に入りの日本民謡「黒田節」と「生保内節」の2曲を紹介。 次に、「生保内節」の中で使われている言葉「宝風」を取り込んだ句を紹介。   宝風立つ高原や蕎麦の花   秀法   この講演の模様はウラジオストク日本センターの日本文化同好会のホームページでロシア語で紹介されている。次のサイトをご参照下さい。 http://www.jp-club.ru/?p=2341 さらに、国際俳句交流協会のホームページでも「ウラジオストクでの俳句紹介」というタイトルで紹介されている。 「日本語版」:http://www.haiku-hia.com/report_jp.html 「英語版」:http://www.haiku-hia.com/hyoron_en_ru.html   「俳句と茶道」についての講演では、芭蕉の俳句を引用しながら、俳句も茶道も禅の影響を受けていることを説明。俳句は「永遠の今」を、茶道は「本来の今」を求めるのではないかと結論付けた。講演は反響を呼び、次回の日本語講座では「季語」が取り上げられることになった。 講演に参加した方々の記念写真。     … Continue reading 日露俳句コンテスト (2): 趣旨と経緯