『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 学生部門 (6) 石田冲秋選

  年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、9月4日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。 今回は学生部門の6回目です。 日露俳句コンテスト 学生部門(6)   石田冲秋選   特選   桜舞う校舎の窓の日本海 秋田工業高等専門学校 越後谷海斗   Танец цветущей сакуры В школьном окне Обращенном на Японское море   cherry blossoms dance in the school windows facing the Sea of Japan     入選   波が波追いかけて逢う夏の崖 京都大学 (スウェーデンストックホルム大学留学中 黒岩徳将   Волна за волной … Continue reading 『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 学生部門 (6) 石田冲秋選

『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 学生部門 (5) 工藤一紘選

  年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、9月4日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。 今回は学生部門の5回目です。 日露俳句コンテスト 学生部門(5)   工藤一紘選   特選   アスファルト逃げ水を追う海の道 秋田工業高等専門学校 木村有希   Асфальт Следует за убегающей водой Дорога к морю    asphalt follows the road mirage – sea road     入選   切り出せぬ海の波間に陽の陰る 国際教養大学  三沢萌夏   Не могу начать разговор Среди волн Мрачнеет солнце … Continue reading 『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 学生部門 (5) 工藤一紘選

『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 学生部門 (4)  手島邦夫選

  年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、9月4日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。 今回は学生部門の4回目です。 日露俳句コンテスト  学生部門(4)   手島邦夫選   特選   陽炎に鎮魂の海夢たくす 国際教養大学 岡知奈実   Струится воздух Море утешает ушедшие души Надежда   on heat haze the sea consoling the souls of the dead lays her dream   (評);この「海」は、震災を受けた太平洋であろう。  「夢」は再生の夢か。しかし「陽炎」や「鎮魂」が重なり、死者の託した見果てぬ夢ともとれる。重い句である。     入選   波が波追いかけて逢う夏の崖 京都大学 (スウェーデンストックホルム大学留学中 黒岩徳将   Волна … Continue reading 『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 学生部門 (4)  手島邦夫選

『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 学生部門 (3)  五十嵐義知選 

  年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、9月4日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。 今回は学生部門の3回目です。  日露俳句コンテスト  学生部門(3)   五十嵐義知選   特選   葉桜の隙間に見ゆる大海原 秋田工業高等専門学校 櫻井公平   Сквозь узор листьев сакуры Виднеются Просторы океана   in sprouting fresh leaves seen through an opening of the cherry tree the mighty ocean   海に程近い小高い丘に面した場所であろうか。花が散り桜並木は一面葉桜の並木となった。花時或いは花吹雪のころは花のほうに視点が置かれるのだが、葉桜となると葉の向うに見える紺碧の海原が葉や木々の隙間を埋めるように広がり、若葉の緑と海の青さが鮮やかなコントラストをなすのである。     入選   陽炎に鎮魂の海夢たくす 国際教養大学 岡知奈実   Струится воздух Море утешает … Continue reading 『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 学生部門 (3)  五十嵐義知選 

『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 学生部門 (2) 矢野玲奈選

  年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、9月4日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。 今回は学生部門の2回目です。   日露俳句コンテスト   学生部門(2)   矢野玲奈選   特選   背中から五月のひびき潮の香 秋田工業高等専門学校 佐々木高一   Из-за моей спины Майские звуки И пахнет прибой   from behind my back the May sound and the fragrance of the tide   五月のひびきと捉えたところが良いです。     入選   波が波追いかけて逢う夏の崖 京都大学 (スウェーデンストックホルム大学留学中 … Continue reading 『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 学生部門 (2) 矢野玲奈選

『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 学生部門 (1) 内村恭子選

  年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、9月4日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。 今回は学生部門の1回目です。   日露俳句コンテスト   学生部門(1)   内村恭子選   特選   波が波追いかけて逢う夏の崖 京都大学 (スウェーデンストックホルム大学留学中)                   黒岩徳将 Волна за волной Спешит на свидание С летним берегом   A wave heads for another wave Meeting a cliff in the summer   (特選) 一番だから目を引いたのかもしれないと何度も全体を読み直したのですが、やはり良い句です。先に来て待つ方の待ちきれない気持ちと、会いにゆく方のはやる気持ちのどちらも「波が波追いかけて」という表現に託されており、清冽な印象を残す句です。三島由紀夫の「潮騒」を俳句にするとこのようになるのかもしれません。     入選   切り出せぬ海の波間に陽の陰る   国際教養大学 三沢萌夏   Не … Continue reading 『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 学生部門 (1) 内村恭子選

『詩の国秋田』 第4号「日露俳句コンテスト」高校生部門(6) 石田冲秋選

  年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、9月4日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。  今回は高校生部門の6回目です。   日露俳句コンテスト   高校生部門(6)   石田冲秋選   特選   夏の浜波の行く先あと知れず 秋田県立角館高等学校 関浩太郎   Летние дюны берега Куда уходят, Никто не знает   summer beach the destination of waves no telling     入選   風薫る海の向こうに何思う 秋田工業高等専門学校 渡邊紫乃   Ветер странствий, Как думаешь, Что за морем?   it breezes … Continue reading 『詩の国秋田』 第4号「日露俳句コンテスト」高校生部門(6) 石田冲秋選

『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 高校生部門(5)  工藤一紘選 

  年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、9月4日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。 今回は高校生部門の5回目です。   日露俳句コンテスト   高校生部門(5)   工藤一紘選   特選   希望背に素足駆り出す夏の海 秋田工業高等専門学校 澤田石達也   С надеждой за спиной Мчусь босой, Летнее море   with hope in the back I rush in bare feet summer sea     入選   潮風で青く紛れる夏帽子 秋田工業高等専門学校 和泉達也   Морской солёный бриз Из-за тебя панама … Continue reading 『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 高校生部門(5)  工藤一紘選 

『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 高校生部門(4) 手島邦夫選 

  年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、9月4日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。 今回は高校生部門の4回目です。   日露俳句コンテスト   高校生部門(4)   手島邦夫選   特選   潮風が味を濃くする海の家 秋田県立角館高等学校 白石孔大   Соль морского бриза Сильнее чувствуется В домике у моря   salt breeze gives strong seasoning – beach houses   子供の時海辺で食べたものは確かに味が濃かった、と納得させる。 潮の香りや海の家の雑多な食べ物の匂いが満ちている句である。     入選   風鈴の音色染み入る被災海 秋田工業高等専門学校 横山悠貴   Отзвуки колокольчика на ветру Доносятся неясно … Continue reading 『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 高校生部門(4) 手島邦夫選 

『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 高校生の部(3) 五十嵐義知選

  年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、9月4日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。 今回は高校生部門の3回目です。   日露俳句コンテスト   高校生部門(3)   五十嵐義知選   特選   一面に澄みわたりけり夏の海 秋田工業高等専門学校 山下瑶太   Повсюду вокруг вода Чистая – Летнее море   all over the water it is clearing up – the summer sea   夏の朝の早い時間。海岸に人影はなく、沖を行く船も見当たらない。全てが動き出す前の波の穏やかな海原である。夏の海というと入道雲を沖に据えて、波飛沫のきらめく動きのある海を思わせるが、掲出句はあえて夏の海の静かな一面を描き、その後の強い陽射しや海辺の喧騒を想起させるのである。     入選   夏の海水面揺らめく月あまた 秋田県立能代北高等学校 大鐘智香子    Летнее море Дрожь … Continue reading 『詩の国秋田』 第4号 「日露俳句コンテスト」 高校生の部(3) 五十嵐義知選