年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、104日、5日の両日「日露俳句コンテスト」の結果を掲載します。

今回は「露月山人国際賞」、「日航財団賞」、「秋田県知事賞」、「秋田市長賞」、「秋田市教育委員会教育長賞」の授賞句を発表します。

 日露俳句コンテスト

 露月山人国際賞

 

Сибирская зима

Накрыла белой скатертью залив

Вдали – крошки-рыбаки

 

СУМАРОКОВА Ольга 

SUMAROKOVA  Olga 

スマロコヴァ オリガ

 

シベリアの冬

白いテーブルクロスで湾を覆う

遠くに点々と釣師

 

(日本・ウラジオストク協会副会長鈴木修訳)

 

シベリアの冬

白布で湾を隠した

あめ玉好きの釣師  

 

(蛭田秀法・イメージ訳)

 

Siberian winter

Served the white table cloth over gulf

The fishermen like drops on it

 

副賞:

*「詩の国秋田」にご招待

*秋田市・ウラジオストク市姉妹都市締結20周年記念として秋田市民有志のグループ(辻晋代表)が醸造した地ビール「あくらビール」を贈呈

  

 

日航財団賞 

 

海近し夏の潮の香肌でかぐ 

 

秋田工業高等専門学校

白鳥翔

 

Приближаюсь к берегу

Запах летнего моря

Ощущаю на своей коже

 

the sea approaching

the smell of summer tide

I take on my skin

 

 

Отражение мира

В голубой бесконечности

Манит душу

 

ノボシビルスク国立教育大学

Белоусова Анжела 

ベロウーソワ・アンジェラ 

 

世界の映像

青い海の無限に

心を招く

The reflection of the world //         

in this blue infinity// so
appealing to my heart…

 

副賞:日航財団から贈呈(漆の写真立て・地球歳時記・クリアファイル)

 

 

  

秋田県知事賞

 

荒海のそのふところの桜貝

 

秋田市

山田恵子

 

Бурное море

В этой гуще

Розовые ракушки

 

in the turbulent sea

there inside lives

pink bivalve

 

 

У моря

Малыш подставляет волне

Ладошку

 

Гранкин Николай Владимирович

Grankin  Nikolay

グランキン ニコライ

 

海はここ

ぼうやは波のほうに

手を向く

the sea is here

a baby is there in the waves

waving his hands

 

副賞:日航財団から贈呈(地球歳時記・クリアファイル)

 

 

秋田市長賞

 

アスファルト逃げ水を追う海の道 

 

秋田工業高等専門学校 

木村有希

 

Асфальт

Следует за убегающей водой

Дорога к морю 

 

asphalt

follows the road mirage –

sea road

 

 

Далёкое море

тихо рокочет на ухо –

витая ракушка.

 

АДЫЕВА Дарья Владимировна

ADYEVA  Daria

アディエワ ダリア

 

遠い海

静かな波の音

巻貝に

 

Distant Sea – quiet sound of the wave (in the ear) – spiral shell.

 

副賞:日航財団から贈呈(地球歳時記・クリアファイル)

 

 

秋田市教育委員会教育長賞

 

潮風が味を濃くする海の家 

 

秋田県立角館高等学校 

白石孔大

 

Соль морского бриза

Сильнее чувствуется

В домике у моря

 

salt breeze

gives strong seasoning –

beach houses

 

 

Маяк на холме
зазывает обратно:
«Возвращайтесь на берег»

 

Priority Center (English courses)

Бородина Евгения

Borodina  Eugenia

ボロディナ  ユージニア

 

丘の灯台
岸辺へ帰ろと
誘ってる

 

Lighthouse on the hill
beckoning back:
“Come back to the shore”

 

 

Ехать на море

Уже расхотелось мне.

Как я поправилась за зиму!

 

ДВФУ, ШРМИ, 4 курс, специальность «международные отношения»

Фамилия Вера

Valieva  Vera

ヴァリエヴァ ヴェラ

 

もう海へ

行きたくはない。

冬、太ったわ~

 

Going to the seaside –

I don’t want it anymore.

I’ve put on weight in winter…

 

副賞:日航財団から贈呈(地球歳時記・クリアファイル)

 

  

The next posting ‘『詩の国秋田』第4号「日露俳句コンテスト」結果(2)’ appears on October 5.

 

蛭田 秀法Hidenori Hiruta

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年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、94日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。

今回は一般の部の10回目です。

日露俳句コンテスト

一般の部(10)

 

蛭田秀法選(2)

 

 

入選

 

Зацвёл шиповник,

Аромат расстаял

 Соленым Бризом..

 

Грибушина Елена ギリブシナ エレナ

Gribushina  Elena

 

イバラ さく

しおかぜかおり

とけた..

 

wild Rose blooms-  -salt wind – this flavor melted.

 

海辺に野バラの咲く季節。秋田の日本海沿いの散策路にもこんな所がある。海からは潮風。バラの香りと潮のにおいが混じり合い、身も心も溶けそうである。

 

 

от края

до края моря
весенние сумерки

 

Семенова (Лариса)  Иса

セミョーノワ (ラリーサ)  イーサ

Semenova (Larisa)  Isa

 

落つる日に 果ても無く染む 春の海

 ( Translation Sergey Volkovsky, Tokyo )

 

From the edge
to another edge of the sea
the twilight of the spring is glowing

 

( Translation Marina Planoutene, New York City )

 

夕日の沈む頃、茫洋とした春の海を眺める。大海は果てしなく夕焼けに染まっている。

 

 

Далёкое море

тихо рокочет на ухо –

витая ракушка.

 

АДЫЕВА Дарья Владимировна アディエワ ダリア

ADYEVA  Daria

 

遠い海 

静かな波の音

巻貝に

 

Distant Sea – quiet sound of the wave (in the ear) – spiral shell.

 

海辺で巻貝を発見。一見耳の形をしている。こんな巻貝もきっと静かな波の音を聞いているに違いない。遠い彼方の海から寄せて来るこの静かな波の音を。

 

 

С гнилым абрикосом
Кошка играет
Ветер с моря.

 

Васильев Игорь Юрьевич

VASILJEV  Igor

 

腐りかけたアンズと

猫が遊んでいる

海からのそよ風

 

With a rotten apricot
A cat is playing
Breeze from the sea

 

腐りかけたアンズが転がっている。しかし、そんなことは気にとめないのか、猫が無邪気に戯れている。平凡で、日常茶飯事の一コマであるが、海からのそよ風という下の句で詩的になっている。

 

 

белые чайки

держатся чутко вдали

первые льдинки

 

Романчук Анатолий Николаевич

Romanchuk  Anatoliy Nikolaevich

 

白いカモメの群

注意し遠くを見る

最初の氷

 

a flock of white seagulls

stare into the distance carefully

first ice

 

白いカモメの群れが何かを感知し、遠くを見ているようだ。遠方に目を向けて見ると今年の最初の氷が浮かんでいる。冬がもうそこまで来ている。カモメたちも冬支度に取りかかることになる。そして、考える。今年の冬の計画を。

 

 

Волны морские

За берег цепляются

Чайки смеются

Прилуцкий Сергей Юрьевич

 

海の波は

岸に固執す

カモメを笑わせる

 

sea waves

stick to the shore

making seagulls laugh

 

絶えず岸に打ち寄せる波。句になると「なるほど」と思ってしまう。カモメはそんな波のあり様がおかしく見えるに違いない。

 

 

пульс океана

замерев я слушаю

мы одной крови

 

ПЛАНУТЕНЕ Марина

PLANOUTENE  Marina

 

海の鼓動 -

私は耳を傾ける -

私たちは同じ血を持っている

 

The pulse of the Ocean – I’m listening – We’re of the same blood.

 

海は生きている。波の荒い時も穏やかな時もある。我ら人間も同じだろうか。

 

 

красный закат

полощет крылья в воде

чайка

 

Хузин Радион

KHUZIN  RADION

 

赤い日没

翼をすすぐ水の中の

カモメ

 

red sunset

in water rinsing wings

the seagull

 

夕暮れ時、シャワーを浴び一日の汗を洗い流す。カモメも同じようにリフレッシュするかのようである。

 

 

бессолнечный день

на кайме Беломорья

ярче лисички

 

Вайман Зиновий

Vayman  Zinovy

 

日のささない日

白い海の浜辺では

アンズダケが輝いている

 

sunless day

on the White Sea beach

the chanterelle brighter

 

太陽は顔を出すときも出さないときもある。

しかるに、海辺に生える「アンズダケ」は、日のささない日に一層の存在感を示し、いつもより輝きを増している。

 

 

разбитая лодка

пристанище крабов

в июньский зной

 

КРОТОВ Иван Иванович

KROTOV  Ivan

 

壊れたボート ―

カニの天国 ―

6月の暑さ

 

a broken boat—crab’s heaven—in June’s heat

Translated by IriniRadchenko

 

破壊されたものに来るものあり。地獄は、あるものには天国となる。壊れたボートはカニにとって6月の避暑地となる。

 

 

English  translations by Olga Sumarokova   英訳 スマローコヴァ オリガ

Japanese translations by Hidenori Hiruta  和訳 蛭田秀法 

 

 

The next posting ‘『詩の国秋田』第4号「日露俳句コンテスト」結果(1)’ appears on October 4.

  

蛭田 秀法Hidenori Hiruta

 

年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、94日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。

今回は一般の部の9回目です。

日露俳句コンテスト

一般の部(9)

蛭田秀法選(1)

特選

 

Сибирская зима

Накрыла белой скатертью залив

Вдали – крошки-рыбаки

 

СУМАРОКОВА Ольга(スマロコヴァ オリガ)

SUMAROKOVA  Olga 

 

シベリアの冬

白いテーブルクロスで湾を覆う

遠くに点々と釣師

 

(日本・ウラジオストク協会副会長鈴木修訳)

 

Siberian winter

Served the white table cloth over gulf

The fishermen like drops on it

 

 

コンテストの評価基準は次の4点であった。

1 自然との共生をとらえている。

2 テーマである「海」を自分の目でしっかり見すえて写生。

     自分が発見したことを自分の言葉で表現している。

3 比喩を上手に使っている。

4 イメージをふくらませる表現になっている。           

 

具体的には、テーマである「海」に対して作者がどのように感じているかに着目。作者が海を写生し、心の中でどのようにとらえているか、つまり、ある瞬間自分の感覚や感性にふれたことを自分の言葉で自分なりに表現していることを重視した。

 

922日、日露俳句大会・秋田大会が秋田市で開催された。

スマロコヴァ オリガさんの掲句が最優秀賞である露月山人国際賞を受賞した。

氷結の海を通してシベリアの厳しい冬をいかに過ごすか、その一端をとらえ、海面に張り渡る氷を白いテーブルクロスと表現。

一番感動したのは「詩の国秋田」が生んだ漫画の主人公「釣りキチ三平」がイメージとして思い浮かんだことである。

『釣りキチ三平』は19391028日秋田県雄勝郡西成瀬村、現・横手市増田町に生まれた矢口高雄による漫画作品である。それを原作としたアニメ作品もよく知られ、人気がある。

1973年から10年間、『週刊少年マガジン』(講談社)に連載され、当時の看板作品のひとつであると共に、自然派漫画の代表的存在であった。        

現在矢口高雄1人による描き下ろし『パーソナルマガジン』の看板作品として『平成版・釣りキチ三平』を連載、創作活動を再開している。

 

 

 

矢口高雄は町の中心部から20km離れた山村に生まれ、自然に囲まれて育つ。この子供時代の生活が、後に漫画の題材となった。

自然の中での生活をテーマにした作品を描く漫画家である。

日露俳句大会・秋田大会の大会集にスマロコヴァ オリガさんのロシア語による句から「釣りキチ三平」を連想しながら、イメージをふくらませて作った短い三行詩を紹介した。

 

シベリアの冬

白布で湾を隠した

あめ玉好きの釣師   (蛭田秀法・イメージ訳)

 

923日、この三行詩は秋田のニュースとして秋田魁新報社による さきがけon The Web で 「日ロの俳句愛好者の交流 秋田市、コンテスト表彰も」 というタイトルで世界中に発信された。

 

926日、日本・ウラジオストク協会副会長鈴木修氏から三行詩に対するコメントが届いた。

解釈は“シベリアの冬は魔法を使って白い布を振って湾を隠しました。漁師たちはあめ玉を愛しながら釣りをします”。複数の漁師たちがシベリアの冬に魔法をかけられて、一斉にあめ玉をしゃぶりながら釣りをする。すごいお伽の世界だと驚きました。

 さらに、ロシア語による原作を紹介したところ、ロシアの読者にはイメージ訳ではなく、詩的な直訳が望ましいということであった。

訳例と解説もいただくことになった。

 

シベリアの冬

白いテーブルクロスで湾を覆う

遠くに点々と釣師

 

作者が描こうとしたのは、ウラジオストク市の西に広がるアムール湾の春先ではないかと思います。対岸は中国に達するので見えませんから、この時期の釣り人というのは、氷に穴をあけてコールシュカ(北海道でも獲れてキュウリ魚と呼んでいます)という小魚を釣る人々です。

 

作者の本当の句も味わい深く、特にウラジオストクで4年間暮らした私にはとても魅力のある句です。

最後に、ロシア語による俳句の将来と可能性について激励のお言葉をいただくことになった。
ロシア語は語尾変化が多く、韻の踏みやすい言語ですから、先生のご指導で新しい句の世界がウラジオストクに生まれるとすばらしいと思います。それは相互に相手の国の言葉を学ぶための楽しい、新しい手段にもなるような気がします。

 

9月29日、ウラジオストク日本センターで開催された日露俳句大会・ウラジオストク大会ではロシアの参加者に対して鈴木修氏の訳も紹介された。

 

The next posting ‘『詩の国秋田』第4号「日露俳句コンテスト」一般の部(10)蛭田秀法選(2)’ appears on October 3.

  

蛭田 秀法Hidenori Hiruta

 

年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、94日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。

今回は一般の部の8回目です。

日露俳句コンテスト

一般の部(8)

 

アレクサンダー ドーリン選

 

 

入選

 

Япония  Россия.

Весна – тихое море

На корабле друзья.

 

Кульба Евгений Владирович

Kulba  Evgeni Vladimirovich (エフゲニー)

 

日本ロシア

春、静かな海

船の友人

 

Japan ・・Russia

spring, - quiet sea

friends of the ship

 

 

Смывают волны

Беззащитные замки на песке.

Ничто не вечно.

 

Рожкова Светлана Алексеевна

ROZHKOVA  SVETLANA

 

波が壊している

無防備の砂の城を

永久のものは何もない

 

Waves are destroying

Defenseless sandcastles.

Nothing is eternal.

 

 

Луч солнца замер,

Не пробиться ему через толщу воды.

Бездонно море.

 

Тулина Адель Михайловна

TULINA  ADEL

 

太陽の光線が消えていった

海を通り抜けることは出来ない

海は底なしだ

 

The sun’s ray died away,

It can’t make its way through the water.

The see is bottomless.

 

 

светает…

покачивает волна

новорождённый месяц

 

Козлова Наталия Ивановна

Kozlova  Natalia Ivanovna

 

 

夜が明ける...

波が揺れて眠る

新生の月

 

day breaks…

a wave rocks to sleep

the newborn moon

 

 

море и суша

на полосе прибоя

не разминуться

 

Куртова Алиса

Kurtova  Alisa

 

海と陸

波の区域

見落とすことはない

 

sea and land

in the surf zone

not to miss

 

 

море
только тебе открою
печали жизни своей

 

Шуган Игорь

SHUGAN  Igor

 

あなたのみ

私の人生の悩みについて話したい(心を開きたい)

 

the sea

it is to only you

that I would like to open my heart

 

 

Дети моря

На берегу вечности

Играем с прибоем

 

Пахомова Любовь

Pahomova  Lubov

 

海の子供たち

永遠の岸で

波と遊ぶ

 

The sea’s children

On the shore of eternity

Play with surf

 

 

Летят облака.

Качается на волне

Белая птица.

 

Бородина Вера Павловна

Borodina  Vera

 

雲が空を飛んでいる

波に上に浮かんでいる

白い鳥  

 

The clouds are flying (in the sky)
On the seawaves floating
White bird

 

 

Недвижима гладь

Ночного моря…В огнях

Шхуны на рейде

 

Петрова Ольга Анатольевна

PETROVA  OLGA

ペトロフ オリガ

 

動かない水面

夜の海 ― 光の中

水平線に錨を下ろした船々

 

Immovable surface of

Night sea… In the lights

Anchored boats on horizon

 

 

ветер с причала

молоденький мичман

держит фуражку с котенком

 

Хрущ Нина Никитична

Kruis  Nina

 

停泊―

准尉―

猫のついた海軍将校の帽子

 

A mooring—A young warrant officer—Naval officer’s cap with a cat

Translated by Irini Radchenko

 

 

 

English translations by Olga Sumarokova   英訳 スマローコヴァ オリガ

 

Japanese translations by Hidenori Hiruta  和訳 蛭田秀法 

 

  

  

The next posting ‘『詩の国秋田』第4号「日露俳句コンテスト」一般の部(9)蛭田秀法選’ appears on October 2

 

  

蛭田 秀法Hidenori Hiruta

 

年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、94日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。

今回は一般の部の7回目です。

日露俳句コンテスト

一般の部(7)

 

アレクサンダー ドーリン選(1)

 

 

特選

 

У моря

Малыш подставляет волне

Ладошку

 

Гранкин Николай Владимирович

Grankin  Nikolay

 

海はここ

ぼうやは波のほうに

手を向く

the sea is here

a baby is there in the waves

waving his hands

 

 

入選

 

быстро-быстро

маленький краб убегает

взбаламутив песок

 

Шаповалова Марина

Shapovalova  Marina

 

素早く 素早く

小さいカニが逃げる

砂を動かしながら

 

quickly-quickly

little crab fleeing

stirring up the sand

 

 

Зацвёл шиповник,

Аромат расстаял

 Соленым Бризом..

 

Грибушина Елена (ギリブシナ エレナ)

Gribushina  Elena

 

イバラ さく

しおかぜかおり

とけた..

 

wild Rose blooms-  -salt wind – this flavor melted.

 

 

Взмах весла-крыла.

В море или небе

Лодка на горизонте?

 

Ловина Елена Александровна (ロービナ レーン) 

LOVINA  ELENA

 

オールまたは、羽の一漕ぎ

海または、空の

あれは水平線上のボートだろうか

 

A sweep of an oar-wing.

In a sea or a sky

Is that a boat on a horizon?

 

 

Сибирская зима

Накрыла белой скатертью залив

Вдали – крошки-рыбаки

 

СУМАРОКОВА Ольга(スマロコワ オリガ)

SUMAROKOVA  Olga 

 

シベリアの冬

白いテーブルクロスで湾を覆う

遠くに点々と釣師

 

(日本・ウラジオストク協会副会長鈴木修訳)

 

Siberian winter

Served the white table cloth over gulf

The fishermen like drops on it

 

 

Далёкое море

тихо рокочет на ухо –

витая ракушка.

 

АДЫЕВА Дарья Владимировна(アディエワ ダリア)

ADYEVA  Daria

 

遠い海

静かな波の音

巻貝に

 

Distant Sea – quiet sound of the wave (in the ear) – spiral shell.

 

 

Море белое

Зимой, когда крепко спит.

Птица на лед садится.

 

ШАПКИНА Анна Николаевна

SHAPKINA  Anna

 

白い海

冬時に寝る

氷上の鳥

 

The sea can be white

In the winter, while sleeping.

A bird on the ice.

 

 

Тихое море

С дымком (и) солёным ветром

Будем пить чаёк

 

Cухарева Надежда Валерьевна(スハレヴァ ナデジダ)

Sukhareva  Nadezda

 

 

静かな海

煙と塩風

私たちはお茶を楽しむ

 

The tranquil sea
with smoke and salty winds
We will enjoy a tea

 

 

Яркий закат
Раскрасил облаками водную гладь.
Золотой Рог.

 

РЗАЕВА Яна Ровшановна

RZAEVA  IANA

 

ぎらぎら照りつける太陽 -

雲に彩られ、水のような-

金色の角

 

Blazing sunshine — colored by clouds a mirror-like water. — The Golden Horn.

 

 

камешек с моря

на миг обнимет

теплая волна

 

САВЧЕНКО Петр Александрович(サワシエンコ サワシエンコ)

SAVCHENKO  PETR

 

海の小石

しばらく、暖かな抱擁

波との

 

sea pebble —

for a moment, a warm embrace

of the wave

 

 

пульс океана

замерев я слушаю

мы одной крови

 

ПЛАНУТЕНЕ Марина

PLANOUTENE  Marina

 

海の鼓動 -

私は耳を傾ける -

私たちは同じ血を持っている

 

The pulse of the Ocean – I’m listening – We’re of the same blood.

 

 

English translations by Olga Sumarokova   英訳 スマローコヴァ オリガ

Japanese translations by Hidenori Hiruta  和訳 蛭田秀法 

 

 

The next posting ‘『詩の国秋田』第4号「日露俳句コンテスト」一般の部(8)アレクサンダー ドーリン選(2)’ appears on October 1.

  

蛭田 秀法Hidenori Hiruta

 

年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、94日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。

今回は一般の部の6回目です。

日露俳句コンテスト

一般の部(6)

 

石田冲秋選

 

 

特選

 

薫風の生れ在所も海なりし  秋田市 伊藤義一

 

Свежий ветерок в начале лета

Откуда родом ты?

Из моря тоже

 

early summer breeze

its birthplace is also

the sea

 

 

入選

 

荒海のそのふところの桜貝   秋田市 山田恵子

 

Бурное море

В этой гуще

Розовые ракушки

 

in the turbulent sea

there inside lives

pink bivalve

 

 

海底の謎まだ知らぬ朧月  秋田市 種村聖巴子(せいはし) 

 

Дно морское

Не разгаданная тайна

Туманная Луна

 

the bottom of the sea

its mystery is still unknown

the pale moon

 

 

海の砂繋げおが嶋椿咲く  秋田市 木場香織   

 

Морская коса

До островов Ога

Цветут камелии

 

the sea sand,

link the Oga isles

camellias bloom

 

 

父うたうカチュ-シャの歌海朧  秋田市 寺田恵子

 

Папа любил

Песню Катюши

Туманное море

 

my father sings

the song of katyusha

the sea is pale

 

 

絶叫呑みし彼の日の海や陽炎へる

(ぜっきょうのみし かのひのうみや かげろえる)

秋田市 地主重子

 

Поглотившее крики

В тот день море

Струится воздух там

 

the sea that day,

when it swallowed screams 

a heat haze shimmering there

 

 

荒磯の梅雨空重き男鹿の海  秋田市 大宮浩樹

 

Скалистый берег

Набухшее небо сезона дождей тяжелеет

Море Ога

 

in rough rocky beach 

the cloudy sky during the rainy season getting heavy

the Oga sea

 

 

夏蝶の飛ぶ先の先日本海  秋田市 伊藤慶子

 

Летняя бабочка летит вперед

Её путь лежит к

Японскому морю

 

summer butterfly flying ahead

there further ahead lies

the Sea of Japan

 

 

真青に帆船来たり聖五月  仙台市 赤間学

 

В синеве

Парусник

Благословенный май

 

all pale

the sail boat comes here

the Holy May

 

 

海に降る雪のようなり命逝く  神戸市 岸野富美子

 

Как снег,

Падающий в море,

Тает жизнь

 

like snow

falling into the sea

lives gone

 

 

新涼の海へまっすぐ石畳  市川市 小田中準一

 

В свежее прохладное

Море прямо бежит

Мостовая

 

to the fresh cool

of the sea does it go straight

stone pavement

 

 

Russian translations by Olga Sumarokova   ロシア語訳 スマローコヴァ オリガ

English translations by Hidenori Hiruta  英訳 蛭田秀法 

 

 

The next posting ‘『詩の国秋田』第4号「日露俳句コンテスト」一般の部(7)アレクサンダー ドーリン選’ appears on September 28.

 

蛭田 秀法Hidenori Hiruta

 

年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、94日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。

今回は一般の部の5回目です。

日露俳句コンテスト

一般の部(5)

 

工藤一紘選

 

 

特選

 

癒えぬ間に春風渡る地震の海  秋田市 五十嵐悦子

 

Горе не проходит

Снова приносит весенний ветер

С моря после землетрясения

 

the sorrow never disappears

spring wind blowing from the sea again

after the earthquake

 

 

入選

 

雲海に澪曳くつばさ特攻忌   秋田市 和田仁

 

В море облаков

След от крыла

Годовщина у камикадзэ

 

in a field of clouds

the wings leaving the channel behind –

the anniversary of kamikaze pilots

 

 

荒海のそのふところの桜貝   秋田市 山田恵子

 

Бурное море

В этой гуще

Розовые ракушки

 

in the turbulent sea

there inside lives

pink bivalve

 

 

海底の謎まだ知らぬ朧月  秋田市 種村聖巴子(せいはし) 

 

Дно морское

Не разгаданная тайна

Туманная Луна

 

the bottom of the sea

its mystery is still unknown

the pale moon

 

 

父うたうカチュ-シャの歌海朧  秋田市 寺田恵子

 

Папа любил

Песню Катюши

Туманное море

 

my father sings

the song of katyusha

the sea is pale

 

 

生還の夫と見てをり春の海  秋田市 進藤八重子

 

Вернулся живым

Я с мужем смотрю

На весеннее море

 

after safe return

my husband and I gazing at

the sea of spring

 

 

薫風の生れ在所も海なりし  秋田市 伊藤義一

 

Свежий ветерок в начале лета

Откуда родом ты?

Из моря тоже

 

early summer breeze

its birthplace is also

the sea

 

 

海鳴りやピアスぴかりと雪女  秋田県五城目町 伊藤智子

 

Рёв моря

Блеск её серег

Снежная королева

 

a roar of the sea –

her pierced earrings flash

snow fairy

 

 

春の海脱走ペンギンのたり浮く  東大阪市 山本由紀子

 

Море весной

Сбежавший пингвин

Наслаждается плаванием

 

spring sea

escaped penguin crawling and

floating

 

 

真青に帆船来たり聖五月  仙台市 赤間学

 

В синеве

Парусник

Благословенный май

 

all pale

the sail boat comes here

the Holy May

 

 

新涼の海へまっすぐ石畳  市川市 小田中準一

 

В свежее прохладное

Море прямо бежит

Мостовая

 

to the fresh cool

of the sea does it go straight

stone pavement

 

 

 

Russian translations by Olga Sumarokova   ロシア語訳 スマローコヴァ オリガ

 

English translations by Hidenori Hiruta  英訳 蛭田秀法 

 

  

  

The next posting ‘『詩の国秋田』第4号「日露俳句コンテスト」一般の部(6)石田冲秋選’ appears on September 28.

 

蛭田 秀法Hidenori Hiruta

 

年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、94日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。

今回は一般の部の4回目です。

日露俳句コンテスト

一般の部(4)

 

手島邦夫選

 

 

特選

 

生還の夫と見てをり春の海  秋田市 進藤八重子

 

Вернулся живым

Я с мужем смотрю

На весеннее море

 

after safe return

my husband and I gazing at

the sea of spring

 

(評) さりげない静かな句である。

終戦後生きて帰った夫と見た春の海を思い出して作ったのか、戦後六十余年経て現在の幸せをかみしめているのかどちらかであろうが、春の海の麗らかさが、過酷な夫や自分の体験を包み込んでいて、しみじみとした情趣を生んでいる。

 

 

入選

 

雲海に澪曳くつばさ特攻忌   秋田市 和田仁

 

В море облаков

След от крыла

Годовщина у камикадзэ

 

in a field of clouds

the wings leaving the channel behind –

the anniversary of kamikaze pilots

 

 

荒海のそのふところの桜貝   秋田市 山田恵子

 

Бурное море

В этой гуще

Розовые ракушки

 

in the turbulent sea

there inside lives

pink bivalve

 

 

海底の謎まだ知らぬ朧月  秋田市 種村聖巴子(せいはし) 

 

Дно морское

Не разгаданная тайна

Туманная Луна

 

the bottom of the sea

its mystery is still unknown

the pale moon

 

 

父うたうカチュ-シャの歌海朧  秋田市 寺田恵子

 

Папа любил

Песню Катюши

Туманное море

 

my father sings

the song of katyusha

the sea is pale

 

 

山萌えて雄物の清流果つる海

(やまもえて おもののせいりゅう はつるうみ)

秋田市 竹下氣平(本名 哲)

 

Рожденный в горах

Чистый поток реки Омоно

Умирает в море

 

mountains sprouting

clear stream of the Omono River ends

into the sea

 

 

薫風の生れ在所も海なりし  秋田市 伊藤義一

 

Свежий ветерок в начале лета

Откуда родом ты?

Из моря тоже

 

early summer breeze

its birthplace is also

the sea

 

 

癒えぬ間に春風渡る地震の海  秋田市 五十嵐悦子

 

Горе не проходит

Снова приносит весенний ветер

С моря после землетрясения

 

the sorrow never disappears

spring wind blowing from the sea again

after the earthquake

 

 

君と僕真夏の海のど真ん中  秋田市 太田茉莉子

 

Ты и я

В самом центре

Самого летнего моря

 

you and I

in the very center of

summer sea

 

 

海開きイクメンパパの出番です  秋田市 斎藤盛又

 

Открыт пляжный сезон

Очередь папы

Заботиться о ребенке

 

the beginning of the swimming season

it’s the turn of papa

loving child care

 

 

夏蝶の飛ぶ先の先日本海  秋田市 伊藤慶子

 

Летняя бабочка летит вперед

Её путь лежит к

Японскому морю

 

summer butterfly flying ahead

there further ahead lies

the Sea of Japan

 

 

Russian translations by Olga Sumarokova   ロシア語訳 スマローコヴァ オリガ

English translations by Hidenori Hiruta  英訳 蛭田秀法 

 

 

The next posting ‘『詩の国秋田』第4号「日露俳句コンテスト」一般の部(5)工藤一紘選’ appears on September 27.

 

蛭田 秀法Hidenori Hiruta

 

年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、94日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。

今回は一般の部の3回目です。

日露俳句コンテスト

一般の部(3)

 

五十嵐義知選

 特選

 

新涼の海へまっすぐ石畳  市川市 小田中準一

 

В свежее прохладное

Море прямо бежит

Мостовая

 

to the fresh cool

of the sea does it go straight

stone pavement

 

海に落ち込んでいる岸壁の一部が石敷きになっているのであろう。海に向かって真っ直ぐに石畳が続いている。あるいは少し離れているが石畳の向うに海が広がっていて、いかにも海と石畳が続いているように見えるのである。いずれにしても新涼の清清しさと寄せては返す波の様子、石畳の硬質で水が勢いよく流れる様は、暑さ涼しさを繰り返しながらも確実に秋に近づいている初秋の情景を端的に表しているのである。

 

 

入選

 

荒海のそのふところの桜貝   秋田市 山田恵子

 

Бурное море

В этой гуще

Розовые ракушки

 

in the turbulent sea

there inside lives

pink bivalve

 

 

海底の謎まだ知らぬ朧月  秋田市 種村聖巴子(せいはし) 

 

Дно морское

Не разгаданная тайна

Туманная Луна

 

the bottom of the sea

its mystery is still unknown

the pale moon

 

 

船旅や遠きウラジオ夏の雨  秋田市 石川唯志

 

 

Морское путешествие

Далеко от Владивостока

Летний дождь

 

voyage –

there in far-off Vladivostok

summer rain

 

 

梅雨晴れの海に消えゆくフェリーかな  秋田市 幸野稔

 

Разъяснилось в сезон дождей

В море исчезает

Наверное, паром

 

in the sunny weather during the rainy season

it vanishes away into the sea

the ferry

 

 

荒磯の梅雨空重き男鹿の海  秋田市 大宮浩樹

 

Скалистый берег

Набухшее небо сезона дождей тяжелеет

Море Ога

 

in rough rocky beach 

the cloudy sky during the rainy season getting heavy

the Oga sea

 

 

夏蝶の飛ぶ先の先日本海  秋田市 伊藤慶子

 

Летняя бабочка летит вперед

Её путь лежит к

Японскому морю

 

summer butterfly flying ahead

there further ahead lies

the Sea of Japan

 

 

干拓の海抜ゼロの桜狩  秋田県五城目町 伊藤沐雨

 

Осушенные земли

0 метров над уровнем моря

Цветет сакура

 

at the reclaimed land

of zero meters above sea level

cherry blossom viewing

 

 

はるばると来てバルト海白夜なり  秋田市 山内誠子

 

Долго добирались

Наконец мы здесь, Балтийское море

Ночь под полуночным солнцем

 

after a long journey

we are here in the Baltic Sea

night under the midnight sun

 

 

真青に帆船来たり聖五月  仙台市 赤間 学

 

В синеве

Парусник

Благословенный май

 

all pale

the sail boat comes here

the Holy May

 

 

夏怒涛テトラポッドに砕け散る  八代市 貝田 ひでお

 

Летние злые волны

От волнорезов

Отбиваясь, исчезают

 

summer angry waves

against the tetrapod

break into nothing

 

 

 

Russian translations by Olga Sumarokova   ロシア語訳 スマローコヴァ オリガ

 

English translations by Hidenori Hiruta  英訳 蛭田秀法 

 

 

   

The next posting ‘『詩の国秋田』第4号「日露俳句コンテスト」一般の部(4)手島邦夫選’ appears on September 26.

. 

蛭田 秀法Hidenori Hiruta

 

年会誌『詩の国秋田 : Akita – the Land of Poetry 』第4号のEパンフレットによる発刊にあたり、94日から「日露俳句コンテスト」の入選句シリーズを掲載しております。

今回は一般の部の2回目です。

日露俳句コンテスト

一般の部(2)

 

矢野玲奈選

 

特選

 

荒海のそのふところの桜貝   秋田市 山田恵子

 

Бурное море

В этой гуще

Розовые ракушки

 

in the turbulent sea

there inside lives

pink bivalve

 

荒海と桜貝の組み合わせが良いです。

 

 

入選

 

梅雨晴れの海に消えゆくフェリーかな  秋田市 幸野稔

 

Разъяснилось в сезон дождей

В море исчезает

Наверное, паром

 

in the sunny weather during the rainy season

it vanishes away into the sea

the ferry

 

「梅雨晴れ」と「消えゆく」のずれが面白いです。

 

 

父うたうカチュ-シャの歌海朧  秋田市 寺田恵子

 

Папа любил

Песню Катюши

Туманное море

 

my father sings

the song of katyusha

the sea is pale

 

少し力が入ってしまっていますが、モチーフは良いと思います。

 

 

薫風の生れ在所も海なりし  秋田市 伊藤義一

 

Свежий ветерок в начале лета

Откуда родом ты?

Из моря тоже

 

early summer breeze

its birthplace is also

the sea

 

母なる海の大きさを感じます。

 

 

山男海の広さにおどろけり 仙北市 高橋亮順

 

Альпинист с высоты

Удивляется

Океанским просторам

 

the mountain climber

in amazement at

how wide the sea is

 

海が身近にない人にとって驚くほどの海の広さ。「おどろきし」という言い回しにすると無理がありません。

 

 

大宇宙地球のふろしき海光る  秋田市 桝田純子

 

У космоса

Для земли фуросики –

Сверкающее море

 

Фуросики – квадратный кусок материи, узелок, в который заворачивают всё – от одежды до книг.

 

the macrocosm

the earth’s cloth wrapper –

the sea shines

 

独自の表現を見つけたところが良いと思います。

 

 

荒磯の梅雨空重き男鹿の海  秋田市 大宮浩樹

 

Скалистый берег

Набухшее небо сезона дождей тяжелеет

Море Ога

 

in rough rocky beach 

the cloudy sky during the rainy season getting heavy

the Oga sea

 

実感があります。

 

 

はるばると来てバルト海白夜なり  秋田市 山内誠子

 

Долго добирались

Наконец мы здесь, Балтийское море

Ночь под полуночным солнцем

 

after a long journey

we are here in the Baltic Sea

night under the midnight sun

 

「はるばると」で感動していることがわかりますが、もう少し内容が加わると良いと思います。

 

 

春の海脱走ペンギンのたり浮く  東大阪市 山本由紀子

 

Море весной

Сбежавший пингвин

Наслаждается плаванием

 

spring sea

escaped penguin crawling and

floating

 

脱走ペンギンとは群れを離れたということでしょうか。気ままにしている感じが面白いです。

 

 

真青に帆船来たり聖五月  仙台市 赤間学

 

В синеве

Парусник

Благословенный май

 

all pale

the sail boat comes here

the Holy May

 

清々しく感じます。

 

 

新涼の海へまっすぐ石畳  市川市 小田中準一

 

В свежее прохладное

Море прямо бежит

Мостовая

 

to the fresh cool

of the sea does it go straight

stone pavement

 

新涼の頃の空気感がよく伝わってきます。

 

 

 

Russian translations by Olga Sumarokova   ロシア語訳 スマローコヴァ オリガ

 

English translations by Hidenori Hiruta  英訳 蛭田秀法 

 

 

 

The next posting ‘『詩の国秋田』第4号「日露俳句コンテスト」一般の部(3)五十嵐義知選’ appears on September 25.

 

蛭田 秀法Hidenori Hiruta