World Haiku Series 2020 (86) Haiku by R.Srinivas prabu

Fish jumps out of water Bird flies low Insect alive in bait 魚が水から飛び出す 鳥は低く飛ぶ 餌に生きている昆虫 Wind blows Leaf falling from tree child learns alphabet 風が吹く 木から落ちる葉 子供はアルファベットを学ぶ Unsupported night dust makes baby sleep lullaby of the starving voice サポートされていない夜 ほこりは赤ちゃんを眠らせる 飢えた声の子守唄 Honest business perfect retail A torn banknote in the middle 正直なビジネス 完璧な小売 真ん中で破れた紙幣 unpredictable … Continue reading World Haiku Series 2020 (86) Haiku by R.Srinivas prabu

World Haiku Series 2020 (85) Haiku by Rose H. Penhale

The kids all grown past the glass window the sun is setting 子供たちはみんな成長しました ガラス窓を過ぎて 太陽が沈んでいます Keyboard woes frustrates the hell out of me, crumbs! キーボードの問題 地獄を苛立たせる 私から、パン粉! Rusty fingers play the piano ear twinges さびた指 ピアノを弾く 耳がうずく Sleepless like the twinkling stars in the night forest 眠れない きらめく星のように 夜の森で Waves lapping on sand was it … Continue reading World Haiku Series 2020 (85) Haiku by Rose H. Penhale

World Haiku Series 2020 (84) Haiku by Rosa Maria Di Salvatore

snowflakes… a melody of white notes 雪片 メロディー 白い音符の nettle leaves… the soft warmth of a hug イラクサの葉 やわらかな暖かさ 抱擁の flowers moon… my evening dress with poppies 花の月 私のイブニングドレス ポピーと sunrise… still in the sky the last star 日の出 まだ空に 最後の星 cornflowers… the sky has never been so close ヤグルマギク 空は一度もおりません 近くには sleepless night… trying … Continue reading World Haiku Series 2020 (84) Haiku by Rosa Maria Di Salvatore

World Haiku Series 2020 (83) Haiku by Réka NYITRAI

walking in sunshine my body water chanted backward Under The Basho, 17.07.2020 日差しの中で歩く私の体の水は後ろ向きに唱えた laburnum a sparrow's chirp becomes yellow Wales Haiku Journal Summer Issue, 2020 ラブナム スズメの鳴き声 黄色になる gall on the rose: a wandering womb leans against the moon Is/let 21. 08. 2020 バラのこぶ さまよう子宮は月にもたれかかる trading color with the irises birdsong The Heron's Nest Volume … Continue reading World Haiku Series 2020 (83) Haiku by Réka NYITRAI

第5回国際俳句大会

第5回国際俳句大会(オンライン大会)「秋田市・松山市姉妹都市提携の展望」  この度、第5回国際俳句大会を開催いたします。当初、国際教養大学を会場として開催する予定でしたが、コロナ禍の状況でオンライン大会として実施することになりました。予定通り、7月に別会場においてシンポジウムを関係者だけで行うことができました。つきましては、皆様から本日のHPをご高覧いただき、ご意見やご提案をお願い申し上げます。 1.第4回国際俳句大会における提唱について  2018(平成30)年10月、秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク(幸野稔理事長)の主催により第4回国際俳句大会が「詩の国秋田の国際化のために」をテーマとして開催されました。シンポジウム「未来の展望」において工藤一紘(石井露月研究会会長)から 「’02世界俳句フェスティバルin 雄和、そして、小説 露月と子規」というテーマでお話があり、「石井露月生誕150年記念・秋田市・松山市姉妹都市提携」についての提唱がありました。 概略  第7回日露俳句コンテストの英語部門でクロアチアからの応募数が68句ととても多かったことをうれしく思い、2001(平成13)年にロンドン大学で開催された世界俳句フェスティテバルと2002(平成14)年9月20日秋田市雄和で開催された「’02世界俳句フェスティバルin 雄和」にクロアチアから参加されたビスニア・マクマスターさんとの出会いを大変なつかしく想い起こしました。9月21日、有志で象潟へ吟行、蚶満寺境内でマクマスターさんを囲んでの車座の交流がありました。彼女は長い紛争でトラウマに苦しむ子供たちに対して、俳句を精神科のセラピーとして活用されている人です。  2018(平成30)年7月8日さきがけ文庫『小説 露月と子規』が出版されました。初版の1000部がたちまち売り切れたとのこと。目下、第2版の出版の準備中とのこと。反響が大きく、11月3日には東京で、来年の2月19日には松山の愛媛新聞社で小説の背景と経緯についての講演が予定されています。「’02世界俳句フェスティバルin 雄和」についてまとめた『俳人・石井露月』に次ぐ作品で一躍全国の脚光を浴びることになりました。  2022(令和4)年における石井露月生誕150年を機に、俳句王国松山市と詩の国秋田の県都秋田市が姉妹都市となり、ますますの俳句の発展が望まれるような未来図が描かれました。 2.シンポジウム 「秋田市・松山市姉妹都市提携の展望」について  2021(令和3)年7月3日(土)秋田拠点センターアルヴェ・市民交流サロンにおいて秋田国際俳句ネットワーク(蛭田秀法会長)の主催により第5回国際俳句大会が「秋田市・松山市姉妹都市提携の展望」をテーマとして開催されました。コロナ禍の状況の中、シンポジウム「秋田市・松山市姉妹都市提携の展望」が関係者だけで行われ、この結果を下に、一般参加者の皆様からは後日オンライン大会としてメールを通じてご意見やご提案をいただくことになりました。 参加者と概略は下記の通りです。 司会     齊藤心葉(秋田国際俳句ネットワーク会員) パネリスト  工藤一紘(石井露月研究会会長)        竹下博英(雄和国際交流協会会長)        伊藤洋文(雄和芸術文化協会会長) コーディネーター  グラフストロム・ベン          (国立大学法人秋田大学高等教育グローバルセンター講師) 一般参加者  佐々木三知夫(秋田日ロ協会理事長) (1)実現運動の経緯について                  工藤一紘   2018(平成30)年10月2日付けの秋田魁新聞の「声の十字路」において「露月と子規のえにしを思う」という読者の声で秋田市在住の小野栄仁氏が姉妹都市提携を呼びかけたことから始まりました。  2019(平成31)年2月19日松山子規会からのお招きによる講演(愛媛新聞社講堂にて)でも松山子規会の皆さんから積極的な賛同を得ることができました。  その後、2019(令和元)年7月秋田で一番大きな俳句結社である俳句懇話会70周年記念講演でも賛同がありました。いくつかの俳句吟社でも訴えを重ね、皆さんから前向きな反応をいただいております。 松山子規会・講演風景 松山子規会・懇親会 (2)松山市との姉妹都市提携について              竹下博英  秋田市は国外では蘭州市、パッサウ市、ウラジオストク市、セントクラウド市、キナイ半島郡、国内では常陸太田市、大子町、そして仙北市と姉妹都市提携を結んでいます。それぞれ提携の経緯があり、秋田市友好都市交流展を開催したり、秋田市姉妹都市フォーラム情報誌を出版したり、ホームページでも情報が発信されています。  松山市との姉妹都市提携はやはり「子規と露月」のえにしを経緯として進展させることが自然であろう。正岡子規の句については誰しも周知しているが石井露月の句についてはもっと市民の皆様に知られてもよいと思います。今後いろいろな企画を通して姉妹都市提携への機運が高まることが期待されます。 秋田市姉妹都市フォーラム情報誌 (3)石井露月生誕130年、140年記念事業を振り返る!       伊藤洋文  2002(平成14)年石井露月生誕130年、2012(平成24)年石井露月生誕140年の記念事業に雄和図書館長として携わった経験から貴重なお話がありました。秋田市や秋田市教育委員会などの主催による記念事業として全国俳句大会と秋田市短詩型大会が同時に開催され、芸術文化の振興のために様々な資料が刊行され、また、資料のデジタル化がなされてきました。  結果、松山市との姉妹都市を申し込む石井露月側の環境が明らかにされ、2022(令和4)年における石井露月生誕150年の機会に「姉妹都市提携」の実現運動を俎上に乗せていこうということになりました。  来年度の記念事業がいかに盛り上がっていくか、市民の皆様のご意見やご提案が期待されます。 石井露月生誕140年の記念事業 (4)民間レベルや市民レベルの参加の必要性について      佐々木三知夫  第4回国際俳句大会の講師として佐々木三知夫氏が「国内外の活動」について話されました。特に、早稲田大学中南米研究会幹事長として日本学生キューバ友好視察団の団長をつとめ、カストロ首相と会見、キューバの青年たちとの交流の体験談など、有意義でユニークな活動報告がありました。  今回もご出席いただき、ご助言をいただきました。若かりし頃、松山市の井関農機で約二か月農機具の研修をされ、ミカン園で農業の実習をしたとのこと。その頃正岡子規の句碑巡りをされ、今回のテーマである松山市との姉妹都市提携に関心を抱き、俳句を通した文化交流から伊予柑とサキホコレとの農業交流に発展する可能性を予見。  行政レベルの交流の下、民間団体や市民の交流が日常的に行われることが大切であると力説。実際に、2018(平成30)年11月、秋田日ロ協会は第3回産業文化交流団を組織、在ウラジオストク日本国総領事館主催のジャパンフェスティバルに参加しています。 3. 一般読者の皆様からのご意見やご提案について 下記の項目についてメールでお願い申し上げます。   (1)行政レベルでの姉妹都市提携に期待すること   (2)民間レベルでの交流に期待すること   (3)市民レベルでの交流に期待すること  4.参考資料(各レベルの交流の具体例) (1) 行政レベルの交流 ―ウラジオストク市における俳句交流―  2011(平成23)年10月、秋田県・ロシア沿海地方の文化交流事業の一環として秋田国際俳句・川柳・短歌ネットワーク事務局長蛭田秀法(秋田国際俳句ネットワーク会長)がウラジオストク市に派遣され、俳句を通しての文化交流を行いました。  在ウラジオストク日本センター(大石莊平所長)を拠点として東方学校、極東連邦大学、日本センターにおいて俳句レッスン、ワークショップ、講演を行いました。講演では芭蕉の句を例として挙げながら「俳句と茶道」の共通性について話をしました。結果、翌年の日露俳句コンテスト、そして秋田市とウラジオストク市での俳句大会開催への道を拓くことになりました。 東方学校での俳句レッスン … Continue reading 第5回国際俳句大会

稲美里佳の短歌:Tanka by Rika Inami (48)

2021年8月 短歌 August 2021, Tanka All rights reserved ©Rika Inami 稲美 里佳   <ボツメキの水に五首 / five pieces of tanka to Botsumeki Spring> 1・ 炎天のこころぐき日に思ひ出づるボツメキの水 鈴鳴るごとし in the blazing sun-- my mind is out of breath I think of Botsumeki Spring like a bell ringing 2・ みめぐみの神の泉か八塩山ふところ深く雪を解かしむ with a blessing -- is it a miraculous spring given by … Continue reading 稲美里佳の短歌:Tanka by Rika Inami (48)

World Haiku Series 2020 (82) Haiku by Puduvai Thamizhnenjan

It's switched to umbrella Wings of mother hood Rain is about to respite 傘に切り替えました 母のフードの翼 雨が一休みしそう Learns lessons obediently From closed eyes Buddha Shed and golden flower 素直にレッスンを学ぶ 目を閉じて仏陀から 小屋と黄金の花 Oh.. .Cuckoo ! Why have you stopped singing Child speaks ああ、カッコウ! なぜ歌うのをやめたのですか 子供が話す Plants, Tendrils, Trees and Birds I don't feel lonely Nature is my … Continue reading World Haiku Series 2020 (82) Haiku by Puduvai Thamizhnenjan

World Haiku Series 2020 (81) Haiku by Pat Geyer

in spring, on her cheeks an innocent rosy blush… hana is her name 春に、彼女の頬に 無邪気なバラのような赤い色 ハナは彼女の名前 suddenly brushed with spring… insects astir 突然 春と共にブラシをかけられた 動いている昆虫 pearl of wisdom long to grow in luster… early moonshine 知恵の真珠 輝きのある成長が待ち遠しい 初期の月光 relativity… observing from a distance we see more and more 相対性 遠くから観察する 私たちにはますます見える earth, i see… today … Continue reading World Haiku Series 2020 (81) Haiku by Pat Geyer

World Haiku Series 2020 (80) Haiku by Nikolay Grankin

rain over the sea my generation starts to pass away 海に雨 私の世代が始まる 消え去ることを morning snow a kitten waiting for the paths 朝の雪 子猫が待っている 小道を old porch three steps to wildflowers 古いポーチ 3つのステップ 野の花へ her silence… the shadows of snowy clouds on the bare earth 彼女の沈黙 雪雲の影 裸の地に autumn evening the concave back of an old … Continue reading World Haiku Series 2020 (80) Haiku by Nikolay Grankin

World Haiku Series 2020 (79) Haiku by Neena Singh

moonbeams... a cosmic dance on gourds 月光 宇宙のダンス ひょうたんに a moment becomes a lifetime— fireflies 瞬間 一生になる ホタル in the mist a tiny hummingbird seen unseen 霧の中で 小さなハチドリ 見えない twilight sky a white camellia plops gentle rain 薄明の空 白い椿の群れ 穏やかな雨 fluffing drops of sunlight— a sparrow ふわふわ 日光の滴 スズメ summer grass in the birdbath a … Continue reading World Haiku Series 2020 (79) Haiku by Neena Singh